三谷龍二

三谷龍二 過去の展覧会2021年

10月15日(金)→ 29日(金)
October 15th Fri. → 29th Fri.
"1981-2021 Forty Years of Wood Crafts by Ryuji Mitani"
at nalata nalata
Nalata Nalata is pleased to present our third exhibition of wood works by Ryuji Mitani. On the occasion of the artisan’s 40th career anniversary, we will be celebrating this tremendous achievement by showcasing a curation of works from the decades spanning collection. Rare pieces originating from the 80’s will be available as well as signed copies of his latest book that reflects on the significance of each piece.

JOURNAL
- 1981-2021 Forty Years of Wood Crafts by Ryuji Mitani
- Ryuji Mitani Exhibition Opening Remarks


- Nalata Nalata
2 Extra Place
New York, NY, 10003
212.228.1030
hello@nalatanalata.com

9月25日(土)→ 10月3日(日)
「菓子と器」
ink gallery
「銀の匙、木の匙」

三谷さんは、白色が好き。
そう本で読んだ。
白いもの。塩、雪、白樺、歯、骨、星、月、乳……。
たとえば、砂糖、小麦粉、米、紙、白磁。大切なものは、白いことが多い。最初から白いのではなくて、大事にしようとすると、結果的に、白くなってしまうものなのかもしれない。
善きものとして、昔の人たちがあえて白に祈りを込めていたことが、よくわかる。
世界のそこここで白は求められた。
たとえばそのように世界中、変わらないものがある。
その一つは、匙の形。

私は、三谷さんの作る道具を手に取ったことがない。写真でしか、みたことがない。
長らく小さな南の島で生活をしていたので、それらに出会う機会はことごとくなかった。
だけれど、三谷さんの本で読んで知ったことがある。
それは、『木の匙』から三谷さんの道具作りが始まったということ。
ではなぜ、木の匙からはじまったのだろうか。私はその答えについて考えを巡らせようと思う。

 (〜読みものページにつづく)

遠藤薫




- ink gallery
248-0031
鎌倉市鎌倉山1-19-2
tel: 0467-31-0088

6月19日(土)→ 7月4日(日)
「1981-2021木工坊的40年」
— 三谷龙二40周年木作展
杭州 失物招領 Lost & Found
企画:莨室(北京朝陽区万荷文創園1号院6号楼2階)
会場:失物招領 Lost & Found 杭州
10cm × 莨室 × 失物招领Lost & Found

- 展訊「木工坊的40年」—三谷龙二40周年木作展
https//mp.weixin.qq.com/s/FJ0qZRXz1ZGeH_LgASI0tQ



- 失物招領 Lost & Found 杭州
杭州市西湖区天目山路398号天目里14号楼201)
tel: +86-180-5880-6598

3月26日(土)→ 4月4日(火)
「1981 - 2021 木工房の40年」
京都 HIN / Arts & Science
1981年より制作をはじめた三谷龍二にとって、2021年は作家活動40周年の節目となります。これを記念して、40年におよぶ制作を回顧した書籍を刊行すると共に、この書籍に掲載される作品を展示します。あわせて、器やカトラリーをはじめとした日常使いの品々の展示販売もおこないます。
「生活工芸」という、暮らしのなかで使うものを長きにわたり見つめ、提案してきた三谷龍二。本展では、これまでの制作の全てをゆっくりと振り返りながらご覧いただきます。

A&S HPより



『日本人は古くから弱きもの、貧しきものを愛してきた

完璧なもの、真なるものよりも、侘びたるもの、
草のものを
豪華な宴席より、粗末な庵での一服のお茶を
偉い権力者より、貧者に身をやつし、
弱きを助けるものを

バブル期の虚飾に充ちた贅沢や飽食の日々
それに強く違和感を抱いた人が多くいた
僕たちは噓の泡に溺れて、
見失った自分を取り戻すために、
家族との時間を、身の丈にあった暮らしを、求めた
そのような人たちの求めに応じるように生まれたのが、
生活工芸だったのではないだろうか
作るものは、黄金の輝きも、
目を喜ばす高度な加飾も施されていない
無地で、簡素、退屈なぐらいケレン味のない、普段使いの器ばかり

でも、そうしたものが日本の近代化のなかで失った生活世界を回復するために、
必要だったのだろう
空き家に人が住み始めると、それだけで部屋が生き生きと呼吸しはじめる 
それと同じように、空洞化した自分たちの生活世界を
再び、そばに引き寄せるために、
弱く、貧しい工芸のかたちが、求められたのだと思う』

弱さの工芸 2020
三谷龍二著『1981 - 2021 木工房の40年』より



来店に際し、ご予約の必要な期間があります。詳しくは下記 Arts & ScienceのHPをご覧ください。

- Arts & Science
604-0922
京都府京都市中京区東生洲町482-3角
tel:075-253-6782








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