本展では松本市にて活動する木工作家、三谷龍二の展覧会を開催いたします。
木工界のみならず現代工芸を牽引する三谷はその活動をスタートさせた1981年から約40年という歳月を経る中で、自身の器作りの原点である生活者の視点の重要性を「生活工芸」と言葉に置き換え生活工芸の意義と思想を文章に落とし込み、うつわの制作と同等に大切な活動として考えてきました。
本展では「うつわのこれから」と題した造形作品と現在の思考を綴った新作の冊子を発表します。木の器の木肌の良さを感じるのと同じように、三谷の文章の手触りも感じていただけると幸いです。
今回の展覧会はこれまでの工芸家というイメージを覆す、これからの工芸家像を感じさせる展覧会だと思います。
また三谷さんの器を使う4名の方から自宅で使っている器をお借りし、数十年使った三谷さんの器も展示しています。
どうぞ会場でご覧ください。
gallery yamahon HPより
- gallery yamahon
三重県伊賀市丸柱1650
tel/fax 0595-44-1911