三谷龍二
- taishoji 泰勝寺
熊本市中央区黒髪4-610
096-223-7113
taishoji.event@gmail.com
三谷龍二
- 日本デザインコミッティー(主催)
銀座松屋7階 デザインギャラリー1953(会場)
東京都中央区銀座3-6-1
03-3567-1211(大代表)
百草 安藤雅信
- ギャルリももぐさ
岐阜県多治見市東栄町2-8-16
0572-21-3368
FOOD FOR THOUGT
- FOOD FOR THOUGT
上原店/渋谷区上原2-33-4
西荻店/杉並区西荻北2-9-15 豊栄西荻マンション113
11:00〜19:00
03-6416-8294
call
- call
11:00〜20:00
東京都港区南青山5丁目6-23 SPIRAL5階
03-6825-3733
- TIINA the STORE
216 Main Street Amagansett, NY 11930
三谷 龍二
- ink gallery
11:00〜18:00
鎌倉市鎌倉山1-19-12
0467-31-0088
JR 鎌倉駅からバス(6番乗り場)
鎌4 鎌倉山行・鎌5 諏訪ヶ谷行・鎌6 江ノ島行
若松下車 徒歩5分
- 六九クラフトストリート
11:00〜18:00(26日のみ 〜17:00)
長野県松本市大手2丁目 六九通り
企画問い合わせ:10cm
0263-88-6210(11:00〜18:00 月〜木曜定休)
info-69@69-matsumoto.jp
暮らしのすぐそばにある食器や道具のこと。
そして自分たちの住む町もまた、
すぐそばにあるものです。
・Roundabout / OUTBOUND
・森岡書店
・gallery yamahon
・工芸青花
・さる山
・minä perhonen
・10cm
「すぐそばの工芸・考」トークイベント
5月24日(金)18:00〜20:00
恒例の出展者によるトークは、今年は信毎メディアガーデンにて、2時間半三部構成で開催いたします。
1部(50分)
小林和人(Roundabout、OUTBOUND店主)
山本忠臣(建築家、gallery yamahon主宰)
竹俣勇壱(彫金師)
菅野康晴(工芸青花 編集長)
三谷龍二(木工デザイナー、10cm店主)
2部(50分)
井出幸亮(編集者)
猿山修(デザイナー、ギュメレイアウトスタジオ主宰)
森岡督行(森岡書店代表)
皆川明(minä perhonenデザイナー)
3部(50分)
お客様も含め全員参加 <質疑応答>
会場:信毎メディアガーデン 1階 ホール 長野県松本市中央2丁目20-2
定員:180名 会費:1,000円
チケット販売:www.mina-perhonen.jp/metsa/EV/0369/index.html
チケット問い合わせ:minä perhonen 松本店
0263-38-0137(11:00〜18:30 水曜定休)
- 六九クラフトストリート
11:00〜18:00(26日のみ 〜17:00)
長野県松本市大手2丁目 六九通り
企画問い合わせ:10cm
0263-88-6210(11:00〜18:00 月〜木曜定休)
info-69@69-matsumoto.jp
小さな時間
二〇一九年の年明けから約三ヶ月の工事期間を終え、この春ギャラリーやまほんにもう一つ新たな展示室が完成した。第一回目の企画展は木工デザイナー、三谷龍二の展覧会。木の器で知られる三谷の仕事だが、一方では小さな立体作品やテンペラ画などの作品を木の器の制作の合間に作り続けている。サイコロのようなもの建物、人物、動物そして今回のDMにある舟の形。これらの抽象的な立体作品は三谷の木の器にみる穏やかで豊かな暮らしの空気感とは少し異なる。彫刻的な強さはなく、どこか儚く、寂しげでもある。閑寂な場所で耳を澄ませ、作品の小さな声に耳を傾けるとその舟は自分の心の奥へと向かうようにゆっくりと動き始める。このような感覚やこうした時間を私たちは小さな時間と名付け話し合い、愉しみ、この企画を続けてきた。個人的な小さな時間が豊かに深まることを願って。
店主 山本忠臣
作家在廊日:初日5月18日(土)
- gallery yamahon
11:00〜19:00(会期中無休)
〒518-1325
三重県伊賀市丸柱1650
tel/fax 0595-44-1911
白という存在。
私にとって白は色ではなく
場のように感じている。
だからかもしれない。
三谷さんの白漆の器からは紡がれた言葉や景色や音色が浮かんでくる。
器に耳を澄ませば
草原を抜ける風、遠くの口笛、躍る木洩れ陽が心に映る。
日々の暮らしの小さな記憶をこの器と共に刻めたらと想いを馳せて
心象の在るひととき。
白ノ日。
皆川 明
作家在店日:4月20日(土)
*オープン時間よりも早くお並びいただいたお客様には、オープン時間1時間前より整理券をお渡しいたします。整理券の番号順に、対応させていただきます。
*多くのお客様に楽しんでいただけますよう、作品の購入数に制限を設けさせていただきます。
トークイベント
4月20日(土)19:30〜20:30
参加費:¥1,000 + tax(ワンドリンク付き)
定員:40名
*お申し込みについては、online store metsäにて、4月11日(木)正午頃よりご予約受付いたします。
お問い合わせ:elävä Ⅰ 03-6825-3037
- minä perhonen elävä Ⅰ
11:00〜19:00(会期中無休)
〒101-0031
東京都千代田区東神田1-3-9
03-6825-3037
おいしい便
3月9日(土)cimai
・パンとコーヒー豆の販売
・軽食、甘いものとオリジナルブレンドコーヒーの喫茶
(無くなり次第終了)
3月10日(日)~ 迷羊舎・ぐりこーひー
・お菓子とコーヒーの喫茶
(無くなり次第終了)
- gallery fudoki
〒174-0043
板橋区坂下3-8-6
03-3535-5020
ものには場の空気を変える力がある。日本では、もののまわりに立つ気配を「佇まい」と呼んできました。6人の工芸作家が、その気配を表現した展示会が2015年よりパリを皮切りに、ニューヨーク、ミラノ、サンフランシスコで開催されてきました。
このたび、森岡書店では、「佇まい」の観念や作品をまとめた小冊子(¥1000)の出版を記念して、小冊子とともに6人の作家の作品を展示・販売させていただきます。
森岡書店
参加作家
安藤明子(衣服)、安藤雅信(陶芸)、岩田圭介(陶芸)、岩田美智子(オブジェ)、辻和美(ガラス)、三谷龍二(木工)
トークイベント
日時/2月19日(火)18時45分会場、19時開始
場所/森岡書店特設会場
登壇者/安藤雅信(陶作家)、岡本仁(編集者)、辻和美(ガラス作家)、三谷龍二(木工デザイナー)、森岡督行(聞き手/森岡書店)
参加料/¥3800(冊子付き)
参加希望の方は、森岡書店まで電話(03-3535-5020)にてお名前とご連絡先、人数をご教示ください。
- 森岡書店
東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル
03-3535-5020
2018年1月につづき、2019年も「生活工芸」展をおこないます。前回のテーマは「ふつう」でした。今回は「ふぞろい」。前回の辻和美さんの出品作「duralex picardie reproduction」(上)をみて考えたことでした。大量生産の工業製品を手工芸で写すこと。つまり普遍(ふつう)でありつつ特殊(ふぞろい)でもあること。それが「生活工芸」の作家たちが今世紀初頭におこなったことでした。それは、その自覚的な不合理性において、手工芸の「歴史の終り」をつげるものではなかったかと、このごろ思うようになりました。
工芸青花HP
参加作家
安藤雅信(陶)
辻和美(ガラス)
三谷龍二(木工)
終わりと始まり
『大量生産の工業製品を手工芸で写すこと。つまり普遍(ふつう)でありつつ特殊(ふぞろい)でもあること。それが「生活工芸」の作家たちが今世紀初頭におこなったことでした。それは、その自覚的な不合理性において、手工芸の「歴史の終り」をつげるものではなかったかと、このごろ思うようになりました。』とは、工芸青花の菅野さんが今展のお題にした「ふぞろい」展のコンセプトである。
これを補足するならば、19世紀の終わりにカメラが発明され、芸術家と機械文明の仕事の奪い合いが現代でも続いていることを証明している。民藝運動が始まった頃は機械文明と敵対してきたが、我々は機械文明の恩恵を受けてきた世代であるからか、享受しながらも機械に出来ないことを手工芸で考えてきた。しかし、菅野さんは「手工芸の歴史の終わり」と言う。一体何が終わったのか。そこに工芸と生活工芸の相違点が潜んでいる。付け加えるのなら「手工芸の歴史の終わり」であり、「生活工芸の始まり」であるということだろう。
安藤雅信
ふぞろいの考察
「ふぞろい」と聞いた時に良い意味なのか? 悪い意味なのか? と少し考えた。そういえば、去年も「ふつう」がテーマだったな、ただの「ふつう」ではなく、私たちが現在手で少量ずつ、作っていくものに、本当は「ふつう」なんてない。「特別なふつう」なんだという結論に、dularex のリプロダクトを作ってみることにより、たどり着いた。さて、今回の「ふぞろい」はどうなんだろう? ふぞろいな器は、多分、好む人と好まない人がいるだろうな、と最初に考えた。やはり、作りながら、答えを探していく。何個も作り並べてみる。これはマルで、これはバツ。6個選ぶ時に、ここまでなら、揃ってみえるが、これをもう1個入れるとふぞろいに見えるなどを繰り返す。今回の練習台は、白いリム皿にしてみた。答えは「揃ってみえるふぞろい」に到達した。気持ち良いのは、手で作った時に起きる誤差だ。サイズなどは同じところを狙っているのだが、やはり人間が作るものだから、そこに生まれるラッキーな誤差(特に私の場合は、いつまでたっても上手くならないので、誤差が大きいのだが)の塩梅が今回のテーマではないかと思う。
辻和美
ふぞろい
木は同じ樹種であっても、土地や環境によって一本一本、色も木目も違っている。木材はそのようにどれも不揃いで、そのことから工業素材としては敬遠されてもきた。そして一方では、出来るだけ均質な素材にするべく、合板や集成材へと変えられていったが、工業化により効率よく、扱いやすくなった分、木としての魅力は当然失うことになった。それは誰の目にも明らかなことだろう。
そして、こうした均質化・工業化によって魅力を失っていったのは、木材だけのことではなかった。ガラスも陶磁器も均質化し、ノイズや不揃いを排除するようになって、どれも綺麗になりすぎたように思う。そしてどこか冷たく、気持ちの引っ掛かりが持てず、使う喜びが遠のいてしまったのだった。
生活工芸は、この「もの」を使う喜びを取り戻そうとしたのだと思う。そのために素材を吟味し、過不足のない手を掛け、今の暮らしに生活品を引き寄せよせようとした。例えば工業製品と生活工芸を並べて写真に撮れば、その違いはわからないかもしれない。それはほんの少しの違いでしかないからだ。でも、その小さな違いは、暮らしの中では豊かさや、心地よさとして実感することができる。それは決して小さなことではなく、疎かにできない生活の喜びであり、質なのではないだろうか。
三谷龍二