三谷龍二

三谷龍二 過去の展覧会 2020年

11月7日(土)→ 10日(火)
奈良 七日草「家」
大切なものを改めて考える今、私の暮らしに寄り添うものを見つめなおしてみると、食卓には三谷さんが作った器が並び、壁では三谷さんが作った時計が時を刻んでいました

穏やかな表情を見せてくれる三谷さんの作品が、どんな時も、何が起こっても、いつも変わらずに私の日常の中で、大切な暮らしを作っていたのでした

どんな「家」にも、それぞれの毎日の暮らしがあり、それぞれの暮らしの中で、三谷さんの作るものは、あたたかな灯をともしていくのだろうと思います

今展は「家」の中で、木の器、オブジェなど、様々な作品をご覧いただきます
三谷さんとともに、ささやかなおもてなしをさせていただきます
ごゆっくりお過ごしいただければ幸いです

石村由起子



会場:七日草(奈良市内)
開廊時間:11時~17時
① 11:00~11:50
② 12:00~12:50
③ 13:00~13:50
④ 14:00~14:50
⑤ 15:00~15:50

混雑を避けるため、完全予約制でのご入店となります。
ご希望の方はメールにてお申し込みください。
home@kuruminoki.co.jp

件名を「三谷龍二展 予約」としていただき
以下1~4までのご希望を記載いただき、送信をお願いいたします。
1.お名前
2.当日連絡のとれるお電話番号
3.ご希望日時(第3希望まで)
4.ご希望人数(2名様まで)

ご予約をいただいたお客様には、11月3日18時までにご予約日時と開催場所をメールにて返信いたします。
こちらからの返信の有無を持ちまして、予約結果とさせていただきます。
(くるみの木より返信メールを受信していただけるよう、予め設定の確認をお願いいたします)
何とぞ、ご了承くださいませ。

また、開催場所はご予約完了の方のみへのお知らせとなります。

予約受付期間:10月26日(月)〜30日(金)
※先着順ではございません。
※ご希望日時が重なった場合には抽選とさせていただきます。


- 問合せ先:くるみの木 カージュ
〒630-8113 奈良市法蓮町567-1
(こちらは展覧会会場ではありません)
tel 0742-20-1480

桃居
10月16日(金)→ 20日(火)
西麻布 桃居
今年は一人で静かに過ごす時間が多く、腰を落ち着けて仕事ができました。
「足るを知る」という言葉は、限りない人の欲望を抑制し、持続可能な社会を作るために、今も大切な考えだと思います。しかし、現代は欲望の時代。衣食住、スポーツ、娯楽、あらゆるものを欲望と結びつけ、経済拡張の道具としてきました。僕たちは常に過剰な刺激にさらされ、知らず知らずのうちに人々の心の安定は、大きく損なわれていたのではないでしょうか。コロナ禍は、その心の安定の大切さを気づかせてくれたように思います。

三谷龍二


桃居さんからのお知らせ
○ 三谷龍二展の作品販売につきまして


10月16日からの三谷さんの展覧会では、たくさんの方からの作品購入のご希望が予想されるため、以下のような方式での販売とさせていただきます。ご面倒をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

1) 10月16日の11時よりオンラインショップで出品リストを掲示いたしますので、ご購入希望の作品がありましたら、品番、品名、お名前を記入して、桃居(mail@toukyo.com)までメールでお知らせください。(購入希望作品の点数は5点までと制限させていただきます) なお、応募は10月16日の23時59分までとさせていただきます。

2) ご希望が複数あった作品は抽選のうえ、当選者には10月17日中にメールで当選のむねお伝えいたします。

3) 10月18日以降はオンライン並びに店頭で通常の販売をいたしますが、その場合も購入点数は、お一人さま3点までとさせていただきます。


- 桃居
東京都港区西麻布
tel 03-3797-4494

桃居
9月18日(金)→ 10月18日(日)
金沢 factory zoomer
soup
スープを飲むと身体だけではなく、心も温まるような気がします。それは作ったひととスープを飲んだひととの間に、きっと何かが手渡されるからでしょう。もしも料理や器に、 そうした目に見えないものを託す力があるとするならば、用途や美しさだけでなく、エ芸には「繋ぐ」という、もうひとつの「用」があるのではないかと思うのです。僕たちが幼い頃は世の中は貧しかったけれど、人と人の信頼関係やつながりは今よりも強かったように思います。分厚い中間層によって安定していた時代から、今は格差や疫病によって人と人のつながりは不安定で、 脆弱なものになっている。暮らしの器にできることなど、とても弱いものではありますが、 少しでも人と人、 人ともの、人と暮らしを繋ぐものであれば、そう思います。

三谷 龍二



小さな反骨
私の場合、よく「二足のわらじです」。と説明していた。それは、美術と器制作の二本立ての制作をしていたからだ。作っているモノ、コンセプト、 発表の場所など全く違い、その二つが一つになることは一生ないと思っていた。三谷さんの場合はどうなんだろう? まだまだ、木工は家具が主流とされていた時代に、 軽やかに、 木のカトラリ ーやバタ ーケース、器等を作り、 多くの生活者から支持を受けた。その彼が片方で、 絵を描き続けていることをご存知だろうか?ちょうど10年前に1度、東京で、絵だけで展覧会を行っている。絵に出てくるモチーフもやはり三谷さんの日常を思わせるモノが多いようだ。木工制作の合間を縫っての制作のため、そんな沢山は描けない。今回、無理を言って絵と木工作品を一緒に展示させてもらうことになった。これは私自身の興味でもあった。一人の人間から出てくる複数の表現 - 絵、オブジェ、器、文章、ここに何か共通のものがあるとしたらそれは一体何なんだろう?いろいろな形での表現のその奥底に、隠そうとしても隠せない小さな反骨を感じるのは私だけだろうか?「小さきもの」「弱きもの」と何かの比喩のように三谷さんが、繰り返し使う言葉。それらの中に宿る本物の強さを信じているからであろう。

辻 和美



9月18日(金)・19日(土)・20日(日)の3日間は、
予約制での入店となります。

詳細はfactory zoomerのホームページをご覧ください。

- factory zoomer
石川県金沢市広坂1-2-20
076-255-6826

 「soup」テンペラ、板 2020年

9月25日(金)→ 10月4日(日)
10cm「弱さの工芸」
ここに並ぶ作品には、彫刻のような強い存在感はありませんが、儚いものがもつ存在の震えや、貧しい素材だけがもつ親密で、心の奥に滲み入るような草化の魅力があるように思います。
大きな声は、しばしば多様な意見や可能性を封じてしまいますし、大きな音も、耳を澄まして聞こえるような音を掻き消してしまいます。
「弱さ」は、私たちの見ている世界の解像度を高め、遠くの音を耳元に届けてくれるように思います。

三谷龍二


9月25日(金)、26日(土)、27日(日)の3日間については、新型コロナウイルス感染拡大を考慮し店内の混雑を避けるべく、ご予約制とさせていただきます。
- ご予約はお問い合わせページよりお願いします。


出品者
○ 岩田美智子
○ 古い道具(冨永淳)
○ 金森正起
○ 三谷龍二


展覧会に先行し、10cmにて冊子の販売をいたします。

「弱さの工芸」
A5判/全56ページ
表紙:活版印刷
本文:オフセット印刷
写真:三谷龍二
装幀:サイトヲヒデユキ
発行:10cm
価格:1,200円(税別、送料別)

- 10cm
長野県松本市大手2丁目4-37
0263-88-6210

9月2日(水)→ 29日(火)
銀座松屋7F デザインコレクション
「銀座目利き百貨街 喫茶の愉しみ」
家にいる時間が増えたことで、仕事場にはないゆっくりとした時間の流れを、暮らしのなかに再発見した人も多いのではないでしょうか。
ご飯を食べ、庭の草刈りをし、ゆったりとお茶の時間を楽しむ。外では人との距離を取ることを強いられますが、せめて家庭では「親密」を取り戻したい。
今回は喫茶の時間に相応しい道具を選んでみました。

写真上から
○ 面取振出 津田清和(ガラス・真鍮 h82)
○ 白磁茶杯 山本亮平(h38)
○ 湯沸かし(製作:大橋保隆 デザイン;三谷龍二)
(銅・錫・藤・木・真鍮 135×200×h235)
○ 栗舟型茶則 三谷龍二(197×63×h30)


- デザインコレクション
東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座7階
tel 03-3567-1211
7月21日(火)→ 31日(金)小慢(台湾)

- 小慢
台北市泰順街16港39号
(02)23650017
xiaoman.cs@gmail.com(小慢)

3月6日(金)→ 15日(日)※ 11日(水)休み
工芸批評
「箱書き」や「賛」のように、日本では制作者と使用者の二人三脚によって工芸を支えてきた歴史があります。また、器を購入し、食卓で使うことも生活者の直感による「批評」といえます。こうした非言語の批評は日常的に行われてきた一方で、言語による「批評」は極めて貧しいものでした。しかし、2010年を超えた頃から、工芸を言葉で語る新たな人々の登場がありました。そして彼らによって、近代工芸の再検証が進められているように思います。本展はその中心をなす5人の論客の選んだ「もの」と「言葉」によって、明日の工芸を考える試みです。
 また、松本巡回展では桃居 広瀬一郎さんセレクトによる「工芸の現在」を示す小企画を併設いたします。合わせてお楽しみください。

出品者
広瀬一郎(「桃居」店主)
鞍田崇(哲学者)
高木崇雄(「工藝風向」店主)
井出幸亮(『Subsequence』編集長)
菅野康晴(『工芸青花』編集長) 
監修/三谷龍二

3月7日(土)19時 → 21時 座談会
○出席者:広瀬、高木、井出、菅野、三谷
○場所:guild Bekkan second floor
 (〒390-0874 松本市大手1丁目3−24 2F)
○定員 30名
○参加費 2,000円
wood@10cm.biz まで
メールにてお申込みください。




Japanese / English