三谷龍二

三谷龍二 展覧会スケジュール

2019年 展覧会スケジュール
5月24日(金)→ 26日(日)10cm 六九クラフトストリート
5月18日(土)→ 6月2日(日)ギャラリーやまほん
4月20日(土)→ 28日(日)「白ノ日」minä perhonen エラヴァ I

3月9日(土)→ 17日(日)
「コーヒーと木の器」展

おいしい便
3月9日(土)cimai
・パンとコーヒー豆の販売
・軽食、甘いものとオリジナルブレンドコーヒーの喫茶
(無くなり次第終了)

3月10日(日)~ 迷羊舎・ぐりこーひー
・お菓子とコーヒーの喫茶
(無くなり次第終了)

- gallery fudoki
〒174-0043
板橋区坂下3-8-6
03-3535-5020

2月19日(火)→ 24日(日)
森岡書店『“佇まい”の本』展

ものには場の空気を変える力がある。日本では、もののまわりに立つ気配を「佇まい」と呼んできました。6人の工芸作家が、その気配を表現した展示会が2015年よりパリを皮切りに、ニューヨーク、ミラノ、サンフランシスコで開催されてきました。
このたび、森岡書店では、「佇まい」の観念や作品をまとめた小冊子(¥1000)の出版を記念して、小冊子とともに6人の作家の作品を展示・販売させていただきます。

森岡書店

参加作家
安藤明子(衣服)、安藤雅信(陶芸)、岩田圭介(陶芸)、岩田美智子(オブジェ)、辻和美(ガラス)、三谷龍二(木工)

トークイベント
日時/2月19日(火)18時45分会場、19時開始
場所/森岡書店特設会場
登壇者/安藤雅信(陶作家)、岡本仁(編集者)、辻和美(ガラス作家)、三谷龍二(木工デザイナー)、森岡督行(聞き手/森岡書店)
参加料/¥3800(冊子付き)

参加希望の方は、森岡書店まで電話(03-3535-5020)にてお名前とご連絡先、人数をご教示ください。

- 森岡書店
東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル
03-3535-5020

1月31・2月1・2・3日(木金土日)
2月7・8・9・10日(木金土日)
工芸青花 「生活工芸 - ふぞろい」展

2018年1月につづき、2019年も「生活工芸」展をおこないます。前回のテーマは「ふつう」でした。今回は「ふぞろい」。前回の辻和美さんの出品作「duralex picardie reproduction」(上)をみて考えたことでした。大量生産の工業製品を手工芸で写すこと。つまり普遍(ふつう)でありつつ特殊(ふぞろい)でもあること。それが「生活工芸」の作家たちが今世紀初頭におこなったことでした。それは、その自覚的な不合理性において、手工芸の「歴史の終り」をつげるものではなかったかと、このごろ思うようになりました。

工芸青花HP

参加作家
安藤雅信(陶)
辻和美(ガラス)
三谷龍二(木工)

終わりと始まり
『大量生産の工業製品を手工芸で写すこと。つまり普遍(ふつう)でありつつ特殊(ふぞろい)でもあること。それが「生活工芸」の作家たちが今世紀初頭におこなったことでした。それは、その自覚的な不合理性において、手工芸の「歴史の終り」をつげるものではなかったかと、このごろ思うようになりました。』とは、工芸青花の菅野さんが今展のお題にした「ふぞろい」展のコンセプトである。
これを補足するならば、19世紀の終わりにカメラが発明され、芸術家と機械文明の仕事の奪い合いが現代でも続いていることを証明している。民藝運動が始まった頃は機械文明と敵対してきたが、我々は機械文明の恩恵を受けてきた世代であるからか、享受しながらも機械に出来ないことを手工芸で考えてきた。しかし、菅野さんは「手工芸の歴史の終わり」と言う。一体何が終わったのか。そこに工芸と生活工芸の相違点が潜んでいる。付け加えるのなら「手工芸の歴史の終わり」であり、「生活工芸の始まり」であるということだろう。

安藤雅信


ふぞろいの考察
「ふぞろい」と聞いた時に良い意味なのか? 悪い意味なのか? と少し考えた。そういえば、去年も「ふつう」がテーマだったな、ただの「ふつう」ではなく、私たちが現在手で少量ずつ、作っていくものに、本当は「ふつう」なんてない。「特別なふつう」なんだという結論に、dularex のリプロダクトを作ってみることにより、たどり着いた。さて、今回の「ふぞろい」はどうなんだろう? ふぞろいな器は、多分、好む人と好まない人がいるだろうな、と最初に考えた。やはり、作りながら、答えを探していく。何個も作り並べてみる。これはマルで、これはバツ。6個選ぶ時に、ここまでなら、揃ってみえるが、これをもう1個入れるとふぞろいに見えるなどを繰り返す。今回の練習台は、白いリム皿にしてみた。答えは「揃ってみえるふぞろい」に到達した。気持ち良いのは、手で作った時に起きる誤差だ。サイズなどは同じところを狙っているのだが、やはり人間が作るものだから、そこに生まれるラッキーな誤差(特に私の場合は、いつまでたっても上手くならないので、誤差が大きいのだが)の塩梅が今回のテーマではないかと思う。

辻和美


ふぞろい
木は同じ樹種であっても、土地や環境によって一本一本、色も木目も違っている。木材はそのようにどれも不揃いで、そのことから工業素材としては敬遠されてもきた。そして一方では、出来るだけ均質な素材にするべく、合板や集成材へと変えられていったが、工業化により効率よく、扱いやすくなった分、木としての魅力は当然失うことになった。それは誰の目にも明らかなことだろう。
そして、こうした均質化・工業化によって魅力を失っていったのは、木材だけのことではなかった。ガラスも陶磁器も均質化し、ノイズや不揃いを排除するようになって、どれも綺麗になりすぎたように思う。そしてどこか冷たく、気持ちの引っ掛かりが持てず、使う喜びが遠のいてしまったのだった。
生活工芸は、この「もの」を使う喜びを取り戻そうとしたのだと思う。そのために素材を吟味し、過不足のない手を掛け、今の暮らしに生活品を引き寄せよせようとした。例えば工業製品と生活工芸を並べて写真に撮れば、その違いはわからないかもしれない。それはほんの少しの違いでしかないからだ。でも、その小さな違いは、暮らしの中では豊かさや、心地よさとして実感することができる。それは決して小さなことではなく、疎かにできない生活の喜びであり、質なのではないだろうか。

三谷龍二


- 工芸青花
東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)
tel 03-3266-5378




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