本年も伊賀市内の三会場を舞台に、「生活工芸展2026」を開催いたします。
史跡旧崇広堂およびギャラリーやまほんでは、全国で活躍する69名の工芸家による作品の展示・販売を行います。また、入交家住宅では特別展示として、「作り手の愛用品 ― 飯碗と汁椀 思想の手触り―」を開催いたします。
日々手を動かし、ものづくりに向き合う人々の暮らしの断片に触れることで、来場される皆様にとっても、生活の中にある美しさや豊かさを見つめ直す機会となれば幸いです。
gallery yamahon HPより
【About this Exhibition】
伊賀のギャラリーやまほんで、18日より「生活工芸」展が始まります。
毎年やまほんで重ねられてきたこの展覧会は、「生活工芸」という枠を広げ、暮らしと工芸、そして社会とのつながりを深めるよい機会を作ってきました。
訪れた人々は、会場で道具と出会い、それを日々の暮らしの中で繰り返し使う経験をされたことでしょう。その営みを通じて、器はいつしか、それぞれの家に溶け込み、当たり前の存在になっていきます。いつしか作り手の名は消え、ただの「日常の器」へと還っていく。その幸福な日常の景色を、この展覧会は静かに支え続けているのだと感じます。
以下は同時開催の作り手の愛用品「飯碗と汁椀」に寄せた文です。
「ウチの飯碗と汁椀」
このアウトラインの椀を僕が最初に作ったのは1990年代のことでした。以来、寸法を変え、彫りを加え、同型のバリエーションを幾つも作り続けてきました。
飯碗は内田鋼一氏のものです。てらいがなく、日常の平らかな気分を受け止める「程のよさ」が気に入っています。
いつも思うのは、器はほんの少し形や仕上げを変えるだけで、印象が大きく違ってくるということ。椀型は長く作り続けられてきた形でありながら、いつまでもその新鮮さを失わない。器の魅力の源泉は、そういうところに隠されているのだと思っています。
三谷 龍二
詳しくはgalley yamahonのHPをご覧ください。
- gallery yamahon
三重県伊賀市丸柱1650
tel:0595-44-1911