毎年五月、クラフトフェアには全国の作家たちが集い、六九工藝祭には各地のギャラリーが集います。
「六九工藝祭」は、2012年に始動した「六九クラフトストリート」がコロナ禍による中断を経て、2022年に名称を改め再開した活動です。
日本では、ものづくりと並走するかたちで、選者の存在が重要な役割を担ってきました。その背景には、モノやコトに触れたときに生じる「こころに動き」を尊ぶ文化があるように思います。たとえば、花が散る様子にふと心を動かされるように、目に見える「もの」だけでなく、受け手の内に生まれる「あはれ」とも言うべき感応が、大切にされてきました。
六九工藝祭は、作り手が集うクラフトフェアに対し、選者として活動する人々が集う場です。「もの」と「眼」とが交わるなかで、工藝文化の今日的な意味をあらためて問い、その豊かさを伝えていければと考えています。
三谷龍二
⚪︎ 「私たちは工芸の何に惹かれるのか」
出品者:三谷龍二・猿山修・皆川明・オオヤミノル・山本忠臣・竹俣勇壱・小林和人・前田大作・小山剛
会場:ギャラリー69(マツモトアートセンター2F)
ものや情報が溢れる日常のなか、私たちの心を揺さぶる芸術は、映画や音楽、文学と多岐にわたります。しかしそのなかにあって「工芸」が、今も作り手を惹きつけ、特別な光を放ち続けているのはなぜでしょうか。
日常に溶け込む何気ない道具でありながら、工芸には大切な人の記憶や体温、そして人とものとが刻んできた長い時間が宿っています。
本展では、出品者たちが綴る「言葉」と、愛着を持って接してきた「もの」を通じ、工芸の魅力の源泉を紐解いてみたいと思います。
⚪︎ トークイベント
5月229日(金)18:00-20:00(17:30受付開始)
第一部:「8:2」
小山 剛・小林和人・オオヤミノル
第二部:「私たちは工芸の何に惹かれるのか」
皆川明・三谷龍二・展覧会出品者
会場:松本市博物館 講堂
参加費:¥2,500(税込)(定員100名)
【入場予約】
minä perhonen HPのonline storeからお申込みください。
- https://www.mina-perhonen.jp/online_store/
⚪︎ アーティスト・キュレーション vol. 04「8:2」
キュレーター:小山 剛
出品者:安部仁美(竹)岩田哲宏(陶磁)YOHEI KIKUCHI(コンクリート)小山 剛(木)
会場:旧油三洋品店